评分4.5
2024-10-06
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「妹の代わりに俺の子を産んでもらおう」結婚に愛など無い、そう思っていた。 軍人の猛愛を知るまで――…子爵家令嬢でありながら社交界では行き遅れ、親からは厄介者扱いの麻子。 ある日、唯一大切にしている妹に冷酷で荒々しいと噂の軍人・木戸との縁談が持ち上がる。 阻止するため麻子は身代わりに嫁ぐことを申し出るが...
時は大正。 遠野麻子は強気な性格が災いし、行き遅れた子爵令嬢。 親からも冷遇され、妹のひろ子さえ幸せなら…と願う日々だった。 しかし、最愛の妹に冷酷と噂の陸軍大尉・木戸慎太郎との縁談が来てしまう。 麻子は身代わりに嫁ぐことを慎太郎に提案するが――「妹の代わりに俺の子を産んでもらおうか」と迫られて…
子をもうけるためだけという理由を隠し、麻子は慎太郎とともに両親に結婚の許しを求める。 体よく厄介払いできるとあって父母は大歓迎。 父は婚礼衣装も仕立てると言いだし、麻子は戸惑いつつもうれしく思う。 ひろ子から大切なかんざしを譲り受け、いよいよ祝言当日。 ところが、ハレの日に似つかわしくない悪意に満ちた事件が…
勘当同然で始まった、謎めいて恐ろしい男との新婚生活。 麻子はなれない料理で早々に大失敗をしてしまう。 だが慎太郎はこげたご飯を責めることなく食べきる。 さらに麻子をデパートに連れ出して…「妻に見合うものを見繕ってくれ」慎太郎に妻と呼ばれ、ときめく麻子。 洋装でのお出かけを楽しむ二人に、薄笑いを浮かべて声をかけてきたのは…
ひろ子の急な来訪を心から歓迎する麻子。慎太郎と三人、カフェで幼い頃のように楽しい時を過ごす。しかし、二人が親密そうにしている場面を目撃してしまい…!妹の代わりに子供を産むため結婚したとわかっていながら、胸には言いようのない思いが溢れて…「子種をいただけますか?」麻子は思い切った言葉を慎太郎に投げかける――
麻子と慎太郎は新婚旅行で熱海に。しかし偶然居合わせた慎太郎の同輩・佐々木が軍幹部との宴席への参加を求めてくる。言葉を飲み込み、妻として笑顔で送り出すが、宿に戻ってきた彼の身体からおしろいの匂いを感じて…!あふれる思い…それはまごうことなき、初めての嫉妬だった。押し倒し真っ直ぐぶつけた思いに慎太郎は――「存分にほしがれ。俺はお前の男だ」
熱海の宴席での一件を耳にし激高した義父・伊三郎に呼び出され、麻子は初めて木戸家を訪れる。 父と息子の二十年に渡る不和は麻子にも飛び火し、伊三郎は未だ孕まぬ嫁をこき下ろす。 罵詈雑言に耐える麻子だったが、その言が慎太郎に及ぶと思わず言い返してしまい…!次第に深まる夫婦のきずな…妻を守るため、慎太郎は――!!
慎太郎の実家と決裂し、落ち込む麻子のもとに来た思いがけない客。慎太郎の乳母を名乗るウメはある土産をたずさえ、麻子たちの新居を訪れたのだった。そしてウメは木戸父子の長年に渡る確執を口にする。幼い彼の姿を知り、幾度となく抱かれた腕の温かさに思いは膨らんでいく。すこしずつ明らかになる慎太郎の胸のうち――そして麻子はついにある秘密を知って…!
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